WORK PAD(業務ディスプレイ)の選び方とは、会議室への導入前にOSの構造・セキュリティ対応・拡張性などの条件を整理し、自社の運用方針に合った機種を選定するプロセスである。選定を誤ると「使われない電子黒板」が生まれるため、事前の要件定義が重要となる。
WORK PADとは、業務ソフトをそのまま大画面で動かすために設計された新しいカテゴリーの製品です。書く・触る・繋がるはその一部にすぎません。
- WORK PAD選びの失敗は「OS構造の理解不足」から起きることが多い
- 情シス視点で確認すべき条件は5つ
- OSレスモデルは情シスの管理負荷を下げる有力な選択肢
- 将来的にWindowsモジュールへのアップグレードも可能
WORK PAD選びで失敗する3つのパターン
「導入したのに使われていない」——情シス担当者からこうした声を聞くことは珍しくない。原因の多くは製品の品質ではなく、選び方のミスマッチにある。よくある失敗パターンは次の3つだ。
内蔵AndroidがMDM管理に対応していなかった、あるいは野良アプリのインストールを制御できないとして、情シス部門から「使用禁止」の判断が下されたケース。製品を選ぶ前にセキュリティ要件を確認していれば防げた事例だ。
一般的な電子黒板では、持ち込みPCとの接続トラブルが起きやすい。「接続はできるがタッチが効かない」「音が出ない」「解像度が合わない」——こうしたトラブルが解消されないまま、結果として大型モニターとして使われるだけになってしまったケースは少なくない。
「会議室にPCを置かず、電子黒板だけで完結させたい」という想定で導入したが、Zoom・Teamsの最新アップデートに内蔵OSが対応しきれず、結局PCが必要になったケース。
選ぶ前に決めるべき5つの条件
失敗を防ぐには、製品を選ぶ前に自社の運用要件を言語化しておくことが重要だ。確認すべき条件は以下の5つである。
これが最初の分岐点だ。会議の運用スタイルがどちらかを最初に決めることで、選ぶべきモデルが明確になる。
一般的な電子黒板に内蔵されたAndroid OSは、MDM管理ツールへの対応や野良アプリの制御が機種によって異なる。導入後に「管理できない」と判明するケースは少なくない。
OSレスモデルは本体にOSを持たないため、管理対象はPCのみで完結する。既存のMDMや端末管理ポリシーをそのまま適用でき、情シスの管理フローを変えずに導入できる点が評価されている。
テレビ会議の運用スタイルが「持ち込みPC前提」か「会議室固定PC前提」かで、最適なモデルが変わる。
PCを接続して使う場合、書き込みや資料への注釈はPC側のソフトウェアで対応できる。OneDrive・Google Drive・Microsoft Whiteboard等、既存ツールをそのまま活用可能だ。
Windowsモデルの場合、本体のWindows 11 Pro環境から直接クラウドへの保存・共有も可能。会議終了後すぐに参加者へ共有するワークフローも構築しやすい。
ANSHI TOUCH AURAのOSレスモデルは、後からWindowsモジュールを追加してWindowsモデルにアップグレードできる。
「まずはシンプルに導入し、必要になったら拡張する」という段階的な活用が可能なため、初期投資を抑えながら将来の変化にも対応できる。拡張性を担保した上でコストを最適化したい場合は、OSレスモデルからのスタートが有効な選択肢となる。
設置場所別・推奨モデル一覧
5つの条件を踏まえた上で、設置場所ごとの推奨モデルをまとめた。自社の会議室構成に照らし合わせて参考にしてほしい。
| 設置場所 | 想定用途 | 推奨モデル |
|---|---|---|
| 役員会議室 | 高品質テレビ会議・プレゼン | Windows(86型) |
| 一般会議室 | PC持ち込み会議・ホワイトボード | OSレス(65型) |
| ハドルルーム | 少人数・スピード会議 | OSレス(65型) |
| 研修室 | 講師PC接続・大人数視認性 | OSレス(86型) |
| 共有スペース | 掲示・情報共有 | Windows(65型) |
ANSHI TOUCH AURAについて
ANSHI TOUCH AURA(アンシータッチオーラ)は、ANSHI JAPAN株式会社が開発するWORK PADだ。OSレスモデルとWindowsモデルの2種類を展開し、会議室の運用スタイルや設置場所に応じて選べる。
WORK PAD
- 65型ATA-65-GEN1
- 86型ATA-86-GEN1
- 75型近日発売予定
- 解像度4K UHD(3840×2160)
- タッチ最大64点マルチタッチ
- スピーカー20W×2+20Wサブウーファー
- ライトアンビエントライト7色
- 接続USB Type-C(DP Alt)
- WindowsWin 11 Pro・着脱式
- PCモジュール国内一貫生産・ISO9001取得
よくある質問
Q 内蔵AndroidのMDM管理は難しいですか?
機種によって対応状況が大きく異なります。MDMツールへの正式対応が確認できていない製品も多く、導入前にメーカーへ確認することを推奨します。OSレスモデルであれば本体のOS管理が不要なため、この問題は発生しません。
Q OSレスモデルは情シス的にどう管理すればよいですか?
OSレスモデルは本体にOSを持たないため、管理対象はPCのみとなります。既存のPC管理ポリシー・MDM・端末管理ツールをそのまま適用できます。電子黒板本体を新たな管理対象として追加する必要がない点が、情シス担当者から評価されるポイントです。
Q Windows 11 ProはBitLockerやActive Directoryに対応していますか?
Windows 11 Proは標準でBitLockerによる暗号化・Active Directoryドメイン参加・グループポリシーに対応しています。企業の標準的なWindows管理フローをそのまま適用できます。
Q 複数台を一括導入する場合のサポート体制は?
複数台の一括導入にも対応しています。要件ヒアリング・設置計画・導入後サポートまで一貫して対応します。まずはTEL.03-4510-5967 または https://anshi.co.jp よりご相談ください。
Q OSレスからWindowsへのアップグレードは現場でできますか?
着脱式PCモジュールのため、現場での取り付けが可能な設計となっています。詳細な手順や対応についてはお問い合わせください。
Q セキュリティ要件の厳しい業種(金融・医療等)での導入について教えてください。
セキュリティポリシーが厳格な環境ではOSレスモデルが特に適しています。本体にOSを持たないため、内蔵OSに起因するセキュリティリスクが発生しません。詳しくは個別にご相談ください。
まとめ
WORK PAD選びで最も重要なのは、スペックの比較より先に自社の運用要件を整理することだ。以下の5つを整理するだけで、選択肢は大幅に絞り込める。
- PC持ち込み運用が主流か、スタンドアロンが必要か
- 情シスのセキュリティポリシーに準拠できるか
- テレビ会議の運用スタイルはどちらか
- 書き込み・共有のワークフローはどうするか
- 将来的な拡張性を担保したいか
TEL. 03-4510-5967 / https://anshi.co.jp
導入前の要件整理から、
一緒に考えます
会議室の運用スタイル・セキュリティ要件・設置環境をヒアリングした上で、最適なモデルをご提案します。複数台の一括導入もご相談ください。
