近年、小学校や中学校でICT教育(授業のデジタル化)を取り入れた授業が行われるようになりましたが、最近では学校のみならず、幼稚園や保育園でもICT教育の導入が急速に進んでいます。
幼稚園や保育園では遊びや学びのプログラムを行う際には紙の教材を使用することが多いですが、ICT教育では従来の教材をデジタル化することで、より子どもたちの創造性を高める教育を行うことができます。
幼稚園や保育園でICT教育を導入する際に特に欠かせないのが「デジタルホワイトボード」です。
デジタルホワイトボードがあれば、音声や動画を取り入れたプログラムが手軽に活用できるようになり、子どもたちはより楽しみながら多くのことを学べるようになります。
他にもデジタルホワイトボードを導入することでより多くのメリットを得ることができるので、慣れるのに大変そうで導入を躊躇しているという教育現場の方も、様々なメリットを知ることで導入を検討したくなるかもしれません。
そこで今回は、幼稚園や保育園でデジタルホワイトボードを使ったICT教育を行うことで得られるメリットと実際に行われている教育方法をご紹介します。
目次
幼児向けICT教育を導入する幼稚園、保育園が急増中!
今後のグロバールな社会で求められる能力を持った人材を育成し、子どもたち一人ひとりの個性に応じて個別最適化させた学びを提供するICT教育は、現在、多くの学校で導入されるようになりましたが、最近ではICTを取り入れた教育を行う幼稚園や保育園も増えてきています。
幼稚園や保育園で行われる幼児教育は、遊びや自然体験、コミュニケーション能力を身に着けることが重視されることから、小学校のように積極的にICT教育が導入されることはないものの、紙の教材や既存の教育方法ではできないような遊びや学びを行う際にICT機器を取り入れるという幼稚園や保育園も多くあり、長時間の利用は控えながら適度に使用するケースが多いようです。
未就学児からICT教育を行うのは少し早いと思う方も多いかもしれませんが、生まれたときからスマートフォンやタブレット等のデジタル機器が身近にある現在の子どもたちは、デジタル機器の操作に慣れていることが多く、これまでデジタル機器を使用したことがない園児にとっては、デジタル機器に初めて触れるきっかけにもなります。
また、ICT教育を幼稚園、保育園から始めることで、小学校に入学後、本格的なICT教育がスタートした際にも乗り遅れてしまう心配がなくなります。
現在、幼児教育向けのICT教材も続々と開発されており、今後幼稚園や保育園でのICT教育が普通のことになっていくかもしれません。
幼稚園や保育園でデジタルホワイトボード使ったICT教育を行うことで得られるメリットとは?
幼稚園や保育園でICT教育を始めるには、まずICT機器を導入する必要があります。
ICT機器には、パソコンやスマートフォン、タブレットなどがありますが、幼稚園や保育園に特におすすめのICT機器がデジタルホワイトボードです。
デジタルホワイトボードとは、画面に文字を自由に書き込めるホワイトボード機能だけでなく、パソコンやスマートフォン内のデータを画面共有できる機能を持つディスプレイで「電子ホワイトボード」「電子黒板」「インタラクティブホワイトボード」と呼ばれることもあります。
デジタルホワイトボードの導入によって学習の幅が大幅に広がることから、子どもたちの興味や関心を効率的に引き出すことができ、これからの情報社会に適応できるように指導していくことができます。
さらに幼稚園や保育園でデジタルホワイトボードを使ったICT教育を行うことで以下のようなメリットを得ることできます。
1.動画や音声を使った学習を行える
デジタルホワイトボードを導入することで、動画や音声を取り入れたインタラクティブな教材を使った学習ができるようになります。
インタラクティブな教材を取り入れた学習では紙の教材を使った学習よりも一度に多くの情報を受け取ることができるため、園児の創造力を伸ばすことができるというメリットがあります。
また、幼児教育向けのICT教材は動きのあるアニメーションを使っていることが多く、デジタルホワイトボードの画面にアニメーションが次々に映し出されていくことで、集中力が続きにくい幼児でも飽きずに楽しみながら学ぶことができます。
2.コミュニケーションの活性化
ICT教育は取り入れ方次第ではコミュニケーションの活性化にもつなげられると言われています。
大画面のディスプレイを持つデジタルホワイトボードがあれば、皆で協力し合いながら問題を解いていく教材を使った学習や映像のコンテンツを見て園児全員で感想や意見を共有するなど、園児同士で自然にコミュニケーションを取る機会が増えるようになります。
また、近頃ではタブレットを導入している幼稚園や保育園が増えていますが、タブレットがあれば、グループに分かれてタブレットでプロジェクトを作成し、デジタルホワイトボードで発表するという学習ができるようになり、よりコミュニケーションの活性化につながるICT教育を行えるようになります。
3.理解力の向上
ICT教育を取り入れた授業は従来の紙や黒板を使った授業よりも分かりやすく説明できることから理解力が向上すると言われています。
例えば、動物園にもいないような珍しい動物を紹介する学習を行う際には、デジタルホワイトボードを使って本物の動物の映像を見せることで、理解が深まり、イラストで紹介するよりも興味や関心を持ちやすくなります。
また、ICT教育では子どもの理解力を向上させる教材も多くあり、小学校の入学前から考える力を伸ばすことができます。
幼稚園、保育園で行われているデジタルホワイトボードを使った教育方法とは?
現在、一部の幼稚園や保育園でICT教育が導入されており、様々な教育プログラムでデジタルホワイトボードが活用されています。
既に導入している幼稚園や保育園ではどのような教育方法でデジタルホワイトボードを取り入れているのか、活用事例と共にご紹介します。
1.デジタル紙芝居
ICT教育の一環として、多くの幼稚園や保育園で導入されているのが「デジタル紙芝居」です。
デジタル紙芝居は、アニメーションや音声が挿入された紙芝居で、従来の紙芝居のように読み手が子どもたちに問いかけながら物語を進めていきます。
デジタル紙芝居は、専用の教材を使用する方法も良いですが、おすすめは園児全員で作るデジタル紙芝居です。
園児たちが書いたイラストや工作を挿入したオリジナルのデジタル紙芝居を制作すれば、園児の創造力を伸ばすことができ、完成したときの達成感を共有することで自信をつけることができます。
2.なぞなぞ、クイズ
幼稚園や保育園では、なぞなぞやクイズを行うことが多いですが、デジタルホワイトボードを使うことでより楽しく行えるようになります。
例として、イラストを表示して、○○の色はいくつあるか考えるクイズや、国旗を見てどこの国なのか当てるクイズなどがあり、大画面のデジタルホワイトボードなら、テレビのディスプレイよりも画面が鮮明なのでイラストや画像も高画質で表示でき、効果的に園児の視覚に訴えることができます。
3.ひらがな、アルファベットの練習
デジタルホワイトボードを導入している幼稚園や保育園ではひらがらやアルファベットの練習にもデジタルホワイトボードが用いられています。
園児にはデジタルホワイトボードの画面に指や専用ペンを使って直接文字を書いてもらい、先生がちゃんと書けているか確認を行い、書き順が違う場合は、見本を書いてアドバイスをすることができます。
デジタルホワイトボードなら大画面に大きく文字を書くことができるので、小さな紙に書かせるよりも正しく書けているか確認しやすく、さらにデジタルホワイトボードはペンの色を自由に変えることができるので、好きな色を使い楽しみながら練習することができます。
4.他の場所にいる子どもたちとのWeb交流会
デジタルホワイトボードは、ZOOMやMicrosoft Teams等のWeb会議システムを利用することができます。
この機能を利用することで、インターネットを通じて他の場所にいる子どもたちと気軽にコミュニケーションがとれるようになり、実際に他の幼稚園や小学校の子どもたちと交流会を行っている幼稚園もあります。
普段会う機会が無い子どもたちと交流を図ることで、社交性を育み、コミュニケーション能力を伸ばすことができます。
5.ルール説明
幼稚園や保育園では毎日様々な遊びが行われ、年齢が上がるごとに遊ぶ内容もステップアップしていきます。
4歳~5歳になると、ルールを設定した少し複雑な遊びを行うようになりますが、そんな遊びのルールを説明する際に活躍するのがデジタルホワイトボードです。
イラストを使ったルール説明をデジタルホワイトボードに映し出すことで、口頭でルールを説明しても理解できなかった園児もルールを把握しやすくなり、さらに大画面のデジタルホワイトボードを使えば園児全員に一度で説明することができるので、集団での遊びもスムーズに行えるようになります。
教育現場での活用事例やよくある質問などは「新時代の学習プログラムはANSHIの電子黒板 – デジタルホワイトボードANSHI TOUCH」をご覧ください
これから導入を検討している幼稚園、保育園におすすめのデジタルホワイトボード
ここまで、幼稚園や保育園にデジタルホワイトボードを導入することで得られる様々なメリットをご紹介してきましたが、メリットの数々を知ることで、まだデジタルホワイトボードを導入していない幼稚園や保育園も、導入を前向きに検討したくなったのではないでしょうか。
そこで、デジタルホワイトボードをこれから導入する、または導入を検討している幼稚園、保育園におすすめしたいのが、「ANSHI TOUCH(アンシータッチ)」と呼ばれる製品です。
「ANSHI TOUCH」は、多くの機能を搭載したインタラクティブホワイトボードで、高いコストパフォーマンスを実現し、次世代のコミュニケーションツールとしてミーティングやWeb会議など様々な用途で活用することができます。
幼稚園や保育園でICT教育を取り入れたプログラムを行う際には、専用のICT教材を使った学習が一般的ですが、ICT教材は対応しているOSが内蔵されているデジタルホワイトボードでなければ起動しない場合が多いことから、選ぶ際には注意しなければなりません。
「ANSHI TOUCH」には、WindowsとAndroidの2つのOSが内蔵されているので、ほとんどのICT教材に対応しており、さらにWindows10で動作する、あらゆるWeb会議システムを使用することが可能です。
ICTラボラトリーズ教育に活用できる便利な機能が充実!
「ANSHI TOUCH」にプリインストールされている「Note」というアプリには、「デジタルホワイトボード機能」と「デスクトップモード」の2つの機能が搭載されており、「デジタルホワイトボード機能」では、デジタルならではの機能として画面に書き込む際に色や太さ、ペンの種類を切り替えることができ、園児のひらがなやアルファベットの練習などのシーンで活用することができます。
また、「ANSHI TOUCH」には園児が使用しているタブレットと簡単に連動させることができる「ANSHI Share」というアプリも内蔵されています。
「ANSHI Share」というアプリでは、パソコンやタブレット、スマートフォン等の画面を「ANSHI TOUCH」にワイヤレスで表示させることができます。
連携できるデバイスの数は無制限のため、園児全員のタブレットの画面を映し出し、一度に確認するというような活用をすることも可能です。
ANSHI TOUCHのオリジナルアプリについて詳しくはこちらをご覧ください。
優れた耐久性も!
「ANSHI TOUCH」は65、75、86インチの3つのサイズ展開があり、設置する部屋のスペースに合わせて選ぶことが可能です。
さらに「ANSHI TOUCH」のディスプレイには、モース硬度7に匹敵する硬度の強化ガラスを採用していることから簡単に割れてしまうことが無く、園児たちも安心して使用することができます。
また、パネルには太陽光や蛍光灯などの光源が多い環境でも綺麗に画面を見ることができる「アンチグレアパネル」を採用しているので、日光が差し込む室内でも問題なく利用できます。
新世代の教育スタイルを実現してくれるデジタルホワイトボード「ANSHI TOUCH」の導入をぜひ考えてみてはいかがでしょうか。
製品スペックの詳細はこちらをご覧ください。
まとめ
今回は、幼稚園や保育園でデジタルホワイトボードを使ったICT教育を行うことで得られるメリットと実際に行われている活用方法をご紹介しました。
幼稚園や保育園での幼児教育では、自分の意志で行動できるような主体性を身につけ、遊びを通じて集団生活や学ぶ喜びを育んでいくことが重要だと言われています。
デジタルホワイトボードを導入すれば、色々なことを楽しみながら学ぶことができ、さらにコミュニケーション能力を伸ばし、理解力の向上にもつながることから、小学校に入学後も積極的に進んで行くことができるようになります。
ICT教育の導入を考えている幼稚園、保育園は、この機会にぜひデジタルホワイトボードの導入を検討してみてはいかがでしょうか。