新型コロナウィルス感染症の影響で多くの企業で普及したWeb会議システムですが、その中でも特に高い利用者数を誇るのがZoom Video Communications社が提供している「Zoom(ズーム)」です。
Zoomには標準のミーティング機能に加えて、あらゆる業務に役立つ数多くの機能が一通り搭載されており、シーンに合わせて様々な形式の会議を実施することができます。
さらにZoomは数多くのサードパーティのアプリとシームレスに連携することが可能で、連携アプリを取り入れることによりZoom単体で使用するより効率化を図ることができ、質の高いWeb会議を行えるようになります。
しかし連携できるアプリは数多くあるため、どのアプリを選べばいいのか分からないという方も多いはずです。
そこで今回は、Zoomと連携できるおすすめのアプリをご紹介します。
目次
Zoom(ズーム)とは?
Zoomとは、Zoom Video Communications社が10年以上前から提供しているバーチャル ミーティング プラットフォームです。
Zoomは基本的に無料で利用することができますが、無料版ではミーティング会議の時間制限や一部機能が制限されており、ビジネスで利用する場合は様々な機能を利用できる有料版の利用が推奨されています。
Zoomが今もシェアを伸ばし続けている理由には専門的な知識がなくても簡単に参加できる敷居の低さにあります。
他社のWeb会議システムは操作性が複雑で、パソコンの操作に慣れていない方だと苦戦する場合も多いですが、Zoomは初めての利用でも指示に従って操作をしていくだけで基本的な操作をすぐに覚えることができます。
Zoomは様々なデバイスから主催、参加することができますが、会議室で複数の人数が集まる会議を行う場合、必須となるのがデジタルホワイトボードです。
デジタルホワイトボードを使用したWeb会議では、大画面で相手の表情をしっかり確認しながら、臨場感のあるWeb会議が行えるというメリットがあります。
これから本格的にZoomを活用していきたい場合、デジタルホワイトボードの導入も検討しておきましょう。
Zoomと連携できるおすすめアプリ
Zoomにはビジネスで役立つ様々な機能が搭載されていますが、さらなる業務効率化を図るために、Zoomと連携可能なアプリを導入してみましょう。
Zoomと連携できるアプリを活用することでZoomをより便利に利用できるようになり、あらゆる業務フローを効率化することができます。
様々なジャンルのアプリと連携できるので、業務内容によって使い分けて取り入れていきましょう。
それでは、Zoomと連携できるおすすめのアプリを厳選してご紹介します。
Dropbox
Web会議中に資料やファイルを参加者同士で共有したい際に便利なのが、アメリカのDropbox, Inc.が提供するオンラインストレージサービスの「Dropbox」です。
Zoomと連携するとWeb会議中にDropboxに保存しているコンテンツを表示することができ、さらにWeb会議中に録音・録画したファイルをDropboxに直接保存することが可能です。
Dropboxのアカウント作成は無料ですが、無料版では2GBのストレージのみ利用でき、大容量のファイルをアップロードしたい場合は、有料プランに加入する必要があります。
AI GIJIROKU
外国の人とWeb会議を行う機会が多い企業におすすめなのが「AI GIJIROKU(AI 議事録)」と呼ばれるツールです。
「AI GIJIROKU」は、音声認識精度99.8%を誇る自動議事録ツールで、Zoomと連携するとWeb会議中の会話をリアルタイムでテキスト化し、会議終了時に議事録が自動的に作成されます。
さらにAI GIJIROKUにはリアルタイム翻訳機能も搭載されています。
30か国語の言葉を瞬時に翻訳することができ、それぞれの母国語でコミュニケーションをとることも可能です。
Qumu(クム)
Web会議の録画や録音を社内で共有したいものの、一般の動画サイトにアップロードするのはセキュリティが心配と言う企業におすすめなのが、企業向け動画配信プラットフォームの「Qumu(クム)」です。
Qumuでは、企業のメンバーが利用できる動画ポータルサイトを構築することができ、サイト内でコメントやいいね!等のコミュニケーションを図ることができます。
Zoomと連携することでWeb会議を録画してQumuに自動的にアップロードすることができ、さらにZoomのWeb会議をライブ配信することも可能です。
また優れたセキュリティ設定を行うこともでき、部門・グループ単位での視聴制限や再生時のパスワード入力、IPアドレス制限など、複数のセキュリティを動画単位で組み合わせて設定することができます。
Slack(スラック)
「Slack(スラック)」は、国内外の数多くの有名企業が導入していることで知られる、企業向けのコミュニケーションツールです。
遡って過去の会話を確認できる「チャット機能」を始め、共同プロジェクトを効率的に行える「チャンネル機能」、最大15名まで同時に通話できる「ビデオ通話機能」など、業務効率化につながる多くの機能を利用することができます。
Zoomと連携することでSlack上からZoomのWeb会議を開始できるようになり、チーム内の参加者全員でWeb会議を行いたい際に役立てることができます。
他にもSlackでは2200を超える他社のサービスと連携することができ、あらゆるサービスと連携することによってSlack内でほとんどの作業を完了することが可能です。
Snap Camera
Web会議中に背景を相手に見せたくないという際に便利なのが「Snap Camera」と呼ばれるツールです。
「Snap Camera」は、スマートフォン向けの写真共有アプリ「Snap Chat」のSnap社が開発したバーチャル背景ツールで、Zoomを始め、あらゆるWeb会議システムと連携することができます。
カメラに映し出された映像をリアルタイムで加工することができ、背景を自由に変えられるほかにも、人物の化粧や髪型を変えられるなど様々なフィルタを利用することができます。
利用可能な背景には海や森林などビジネスシーンに適していない物も多いですが、会議室をイメージした背景や真っ白、真っ黒の背景などシンプルな背景を選択することも可能です。
Coubic
Zoomを使ったオンラインレッスンやオンラインセミナーを開催したいときに連携しておくと便利なのが「Coubic (クービック)」です。
「Coubic (クービック)」は様々なサービスの予約ページを簡単に作成できるオンライン集客システムで、月間250万人以上の方が利用しています。
CoubicではZoomと連携することでオンラインレッスンの設定ができるようになり、予約者はCoubicからオンラインレッスンの申し込みをすると事業者からミーティングIDとURLが記載されたメールが自動的に送信されます。
事業者は個別にメールを送る必要がなくなるため管理も簡単になり、メールの送信忘れといったトラブルを防ぐこともできます。
Googleカレンダー
毎日のようにWeb会議があり、スケジュールを管理しておきたいという方におすすめなのが
スケジュール管理アプリとして有名な「Googleカレンダー」です。
Googleカレンダーではグループで同じ予定を共有できる「スケジュール共有機能」やその日に行う業務を記載できる「ToDoリスト」などビジネスシーンで役立つ便利な機能を利用することができます。
Zoomと連携するとGoogleカレンダーからZoomのミーティングの予定を作成できるようになり、会議当日はGoogleカレンダーから直接Zoomに参加することが可能です。
Googleワークスペース
ZoomはGoogle社が提供する組織向けオンラインアプリケーションセット「Googleワークスペース」と連携することもできます。
導入すればGmailで独自ドメイン名が使用できるようになったり、Googleドライブで共有ドライブが利用可能になったりと、社内でのコミュニケーションを強化できる様々なサービスを利用できるようになります。
Zoomと連携することでGoogleワークスペースの様々なサービスから簡単にWeb会議に参加できるようになり、さらにGmailやGoogleカレンダーからZoomの管理を行えるようになります。
Zoom対応のおすすめのデジタルホワイトボード
企業の会議室でZoomを使ったWeb会議を実施する場合、必要になるのがデジタルホワイトボードです。
そんなデジタルホワイトボードを導入する上で注意したいのが機種の選定です。
機種によっては使用できるWeb会議システムのソフトが限定されていることがあり、そのような機種ではZoomを使用することができないため、機種を選定する際には注意しなければなりません。
これからデジタルホワイトボードを導入してZoomを使っていきたいと考えている企業や学校におすすめしたいのが、「ANSHI TOUCH(アンシータッチ)」という製品です。
「ANSHI TOUCH(アンシータッチ)」は、様々な機能を搭載したインタラクティブホワイトボードで、高いコストパフォーマンスを実現し、企業や学校などで異なるフローに合わせたカスタマイズ性があり、様々な用途で活用することができます。
Zoomに対応したデジタルホワイトボードを探すには、WindowsやAndroidといったOSが搭載されている機種を選ぶ必要がありますが、「ANSHI TOUCH(アンシータッチ)」は、WindowsとAndroidの2つのOSが標準搭載されており、Zoomのアプリはもちろんのこと、紹介したZoomの連携アプリもダウンロードすれば、Zoomとスムーズに連携することができます。
さらに「ANSHI TOUCH」には、本体側面にPCユニットが内蔵されているので使用する度にパソコンと接続する必要がないだけでなく有線・無線LANにも対応しているので、無線LANで接続すればケーブル配線は電源ケーブルのみ。そのためスタイリッシュに使用することができます。
大画面で臨場感のあるWeb会議を実現!
デジタルホワイトボードの魅力の1つでもあるのが、大画面・高画質のディスプレイを兼ね備えていることです。
「ANSHI TOUCH」のディスプレイは65、75、86インチの3つのサイズ展開があり、設置する場所の広さに合わせて適したサイズを選ぶことでより快適にZoomを利用することができます。
また、近年のデジタルホワイトボードは高解像のパネルを採用しているのが主流となっていますが、「ANSHI TOUCH」では高い視認性と低反射を実現する4Kパネルを採用しており、Web会議での相手の表情からチャットの小さな文字までも鮮明に表示することができます。
さらに「ANSHI TOUCH」は、太陽光や蛍光灯などの光源が多い環境でも映り込みが少なくなる「アンチグレアパネル」というパネルを採用しています。
画面に自然光が差し込む部屋でも画面をはっきりと見ることができるため、よりミーティングに集中しやすい環境を作ることができます。
「ANSHI TOUCH」の様々な特徴をご紹介してきましたが、このように「ANSHI TOUCH」はあらゆるビジネスシーンの使用に適しており、様々な機能が充実した「ANSHI TOUCH」を取り入れることで、業務効率化を図ると共に生産性の向上が期待できます。
Web会議だけでなく、様々な用途で使用することができる「ANSHI TOUCH」の導入をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
製品についてはこちらをご覧ください。
まとめ
今回は、Zoomと連携できるおすすめのアプリをご紹介しました。
ZoomはWeb会議ツールとして単体で使用しても効率的に活用できますが、他のアプリと連携することでより便利に利用できるようになり、さらにデジタルホワイトボードを使用することで、実際に顔を合わせているかのような、臨場感のあるWeb会議が行えるようになります。
みなさんも今回紹介したアプリをZoomに連携して、業務フローを改善していきましょう。