パソコンに保存しているデータを大画面で投影し、複数人で見る時に便利なプロジェクターは、企業や教育機関などで導入されていますが、近年、プロジェクターに続く新たな映像表示ツールとして、台頭してきているのがデジタルホワイトボードです。
デジタルホワイトボードは、ディスプレイ(画面)を持ったホワイトボードツールで、画面に文字を書き込めるだけでなく、Web会議を実施したり、パソコンのように様々なデータを表示したりと、幅広い用途で使用することができます。
デジタルホワイトボードにはプロジェクターにはない機能も多くあり、導入することで多くのメリットを得ることができます。しかし、現在使用しているプロジェクターに満足している場合、新たにデジタルホワイトボードを導入する必要性があるのか疑問に感じているという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、デジタルホワイトボードとプロジェクターのそれぞれの違いを徹底検証します。
目次
デジタルホワイトボードとは?
デジタルホワイトボードとは、画面に文字を自由に書き込めるホワイトボード機能だけでなく、パソコンやスマートフォン内のデータを画面共有できる機能を持つディスプレイで「電子ホワイトボード」「電子黒板」「インタラクティブホワイトボード」とも呼ばれます。
インタラクティブな機能を多数搭載していることから、多様な用途で活用することができ、現在、企業のビジネスシーンから教育機関などの教育現場、さらには病院や図書館など様々な場所で導入されています。
デジタルホワイトボードが普及した理由の1つとして挙げられるのが、Web会議です。
Web会議は新型コロナウイルスの影響によって普及し、ZoomやMicrosoft Teams等のWeb会議システムは、今では欠かすことのできないコミュニケーションツールとして定着しました。
デジタルホワイトボードを導入することで大画面かつ臨場感のあるWeb会議を行えるようになり、相手の表情をはっきりと確認できることでより意志疎通がしやすくなるというメリットがあります。
また、様々なデバイスと連携できることからコミュニケーションツールとしても非常に優れており、既にデジタルホワイトボードを導入している教育機関では生徒が所有するタブレットと教室内に設置したデジタルホワイトボードを連携し、ICTを活用した授業が実施されています。
デジタルホワイトボードとプロジェクターの違い
デジタルホワイトボードとプロジェクターは、どちらも映像を表示する装置という共通点がありますが、性能自体は全く異なることから違う箇所も多くあります。
まずは、それぞれの違いについて検証しましょう。
1.表示方法
デジタルホワイトボードとプロジェクターの最大の違いが映像の表示方法です。
プロジェクターは、装置(プロジェクター)をスクリーンに向けて投影することによって映像が表示される仕組みで、装置とスクリーンの間に障害物があると正常に表示できなくなります。
スクリーンがなくても白い壁に投影することもでき、機種によってはスクリーン以外にも黒板や様々な場所に投影することも可能です。
デジタルホワイトボードは、タッチパネルが内蔵されている大型ディスプレイを備えています。
プロジェクターのように装置を設置する必要がなく、電源を入れるだけですぐに画面が起動します。
2.操作方法
操作方法はデジタルホワイトボードとプロジェクターでは全く異なります。
一般的なプロジェクターは、パソコンに入っているデータを表示する場合、直接パソコン側から操作するか、パソコンとプロジェクターを接続して専用のリモコンで操作をします。
デジタルホワイトボードはスマートフォンやタブレットのようにタッチパネルが搭載されているので、指や専用のペンを使って操作することができ、一部の機種では複数人が同時に操作できるマルチタッチ機能も搭載されています。
3.データの表示方法
データの表示方法に関してもデジタルホワイトボードとプロジェクターでは大きな違いがあります。
プロジェクターを使いスクリーンにデータを表示するには、データが保存されているパソコンやスマートフォンをプロジェクターに接続し、デバイス内から再生することでスクリーンに表示します。
デジタルホワイトボードでデータを表示するにはいくつかの方法があり、一つ目の方法が、クラウドストレージに保存して再生する方法です。
デジタルホワイトボードはインターネットに接続することができるため、必要なデータを予めクラウドストレージに保存しておくことで、表示したい際にはクラウドストレージにアクセスすることでスムーズにデータを表示することができます。
二つ目の方法が、パソコンの映像をデジタルホワイトボードの画面に映し出してデータを表示する方法です。
デジタルホワイトボードの機種によっては、パソコンやスマートフォン等のデバイスと連携できる機能が搭載されています。
パソコンと連携することでパソコンの画面をデジタルホワイトボードに表示できるようになり、さらに一部のデジタルホワイトボードでは、デジタルホワイトボード側からパソコンの操作をすることもできます。
4.輝度
映像を見る上で画面の輝度を重要視するという方も多いかもしれません。
デジタルホワイトボードとプロジェクターは輝度にも大きな違いがあり、プロジェクターは、スクリーンに投影するため輝度が低く、カーテンを閉めた暗い室内での使用を推奨しています。
最近では明るい室内でもよく見える高輝度の映像を映し出せるタイプも登場しているものの、通常のタイプよりも高額になっています。
デジタルホワイトボードは、フラットディスプレイパネルを採用しているのでノートパソコンの画面のような明るさがあり、さらに近年ではほとんどのデジタルホワイトボードが4K解像度パネルを採用しているので、従来よりも鮮明に表示することができます。
また、デジタルホワイトボードの機種によっては光源が多い環境でも使用できるパネルを採用している場合もあり、窓が多い部屋でも快適に使用することができます。
これから導入を検討している企業や教育機関におすすめのデジタルホワイトボード
デジタルホワイトボードとプロジェクターの違いについて検証してきましたが、多くの違いを知ることで、今まで興味がなかったという方もデジタルホワイトボードの導入を前向きに検討してみたくなったのではないでしょうか。
デジタルホワイトボードは、機種によって搭載されている機能が異なるため、選ぶ際には、使用したい機能が搭載されているか確認し、スペックをじっくり比較して選定するようにしましょう。
これからデジタルホワイトボードを導入したいと考えている企業や教育機関におすすめしたいのが「ANSHI TOUCH(アンシータッチ)」という製品です。
「ANSHI TOUCH(アンシータッチ)」は、様々な機能を搭載したインタラクティブホワイトボードで、高いコストパフォーマンスを実現し、企業や教育機関などで異なるフローに合わせたカスタマイズ性があり、様々な用途で活用することができます。
先ほど、デジタルホワイトボードはプロジェクターよりも画面が明るく見やすいということをお伝えしましたが、「ANSHI TOUCH」は太陽光や蛍光灯などの光源が多い環境でも映り込みが少なくなる「アンチグレアパネル」を採用しており、画面に自然光が差し込む部屋でも画面をはっきりと見ることができるため、より集中しやすい環境を作ることができます。
さらに「ANSHI TOUCH」のパネルには高い視認性と低反射を実現する4Kパネルを採用。4KはフルHD液晶の4倍の高解像度なので、図面や小さい文字も鮮明に表示されます。
教育現場での活用事例やよくある質問などは「新時代の学習プログラムはANSHIの電子黒板 – デジタルホワイトボードANSHI TOUCH」をご覧ください
他にも便利な機能が充実!
「ANSHI TOUCH」はWindowsとAndroidの2つのOSを標準搭載しており、両OSからダウンロードしたアプリを使用することが可能となっています。
さらに本体側面にはPCユニットが内蔵されているので使用する度にパソコンとケーブル接続する必要がないため、狭い空間でもスタイリッシュに使用することができます。
さらに「ANSHI TOUCH」には、「Note」「ANSHI Share」という2つのオリジナルアプリがプリインストールされています。
「Note」というアプリでは、専用のペンを使って画面に文字やイラストを書き込むことができる「ホワイトボード機能」と、Windowsのデスクトップを表示できる「デスクトップモード」を自由に切り替えることができます。
デスクトップモードの画面に書き込むことも可能で、さらにWebサイトの作成、CADや、ワード、エクセルなどのアプリケーションを使用することもできます。
「ANSHI Share」は、様々なデバイスの画面を「ANSHI TOUCH」にワイヤレスで表示できるワイヤレス画面共有アプリ。パソコンに保存している資料等のデータを表示したい場合は、このアプリを使用することで簡単に表示することができ、さらに「ANSHI TOUCH」側からパソコンの操作を行うこともできます。
デジタルホワイトボードに興味が出てきたなら、様々な機能が充実し、幅広い用途で活用できる「ANSHI TOUCH」の導入をぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
製品スペックの詳細はこちらをご覧ください。
まとめ
今回は、デジタルホワイトボードとプロジェクターの違いについて検証してみました。
デジタルホワイトボードとプロジェクターには明確な違いがあり、大人数へ向けてスライド発表などをする場合にはプロジェクター、双方向性が求められる会議や教育現場などにはデジタルホワイトボードというように、適材適所で使い分けていくことで、より双方の良さを生かせるようになります。
また、デジタルホワイトボードは一見どの機種も同じようにみえますが、機種によって搭載されている機能が異なることからスペックもしっかり確認するようにし、使いたい機能が搭載されているか何度もチェックするようにしましょう。
デジタルホワイトボードの導入を迷っている企業や教育機関は、この機会にぜひ導入を検討してみることをおすすめします。