近年、従来の黒板やホワイトボードに代わる新たなビジネス&コミュニケーションツールとして電子黒板が急速に普及しています。
電子黒板は企業での会議や学校での授業など幅広い用途で活用することができ、今後のIT社会において必須ツールとなっていくといわれています。
しかし、電子黒板という名称は知っているものの、具体的に導入することでどのようなメリットを得られるのかはっきりとは分からないという方も少なくないのではないでしょうか。
そこで今回は、電子黒板を導入することで得られるメリットとデメリットについてご紹介します。
目次
電子黒板とは?
電子黒板とは、画面に文字を自由に書き込める機能に加えて、インタラクティブな機能を搭載したディスプレイで、多様な用途で活用することができます。
電子黒板は様々なデバイスと連携できることからコミュニケーションツールとして非常に優れており、生徒ひとりひとりにタブレットの配布が完了している小学校や中学校では電子黒板とタブレットを組み合わせたICT教育が行われています。
さらに病院や図書館など様々な業態でも急速に導入が進んでおり、今後も業種に関係なくいろいろな場所で電子黒板が普及していくと予想されています。
電子黒板のメリット
電子黒板は、従来の黒板にはない様々な機能が搭載されており、導入することで以下のようなメリットを得ることできます。
1.色や太さを選んだ文字でわかりやすく伝達
電子黒板には、タッチパネルが搭載されており、スマートフォンやタブレットのように、指や専用のペンを使って画面に文字を書き込むことができます。
書き込む際には、色や太さを切り替えて書き込むことが可能なので、従来の黒板のように複数色のチョークを用意する必要がありません。
機種によっては資料等のデータの上から書き込みを行うこともできるので、補足情報や重要なポイントを色や太さを変えて書き込むことで分かりやすく伝えることができます。
2.動画や画像等のメディアコンテンツを高画質で再生可能
大画面の液晶パネルを持つ電子黒板は、パソコンのように動画や画像を画面上に映し出すことが可能で、少し大きめの会議室や教室のような広い空間でメディアコンテンツの再生機として使用することもできます。
例えば、これまでビジネスシーンでプレゼンテーションを行う際には資料を表示する際にプロジェクターを使用するのが一般的でしたが、プロジェクターは画面が鮮明に表示できないため、相手に視覚的に訴えかけづらいというデメリットがありました。
しかし、電子黒板を導入することで、プレゼンテーション資料を高画質で鮮明に表示できるようになり、画像や動画を取り入れた臨場感のあるプレゼンも手軽に行うことができます。
近年では、4K解像度の電子黒板も登場しており、4kパネルを搭載した機種を選ぶことで、
より高画質でメディアコンテンツを再生することができます。
3.様々なデバイスと連携可能
電子黒板は、ワイヤレスも含めたインターネットでタブレットやスマートフォン等のデバイスと連携することができます。
デバイスと連携することで、電子黒板に保存したデータをデバイスに転送したり、画面共有したりすることが可能で、さらに一部の機種ではデバイスの画面を電子黒板に表示できる「ミラーリング機能」や、電子黒板とデバイスを双方で操作できる「相互間操作」といった便利な連携機能も搭載されています。
デバイスと連携することで共同作業をスムーズに行えるようになり、さらに教育現場でのコミュニケーションの活性化が期待できるなど、様々なシーンで利便性や生産性を向上させることができます。
4.チョーク、ペン、用紙等のコストを削減できる
従来の黒板やホワイトボードから電子黒板に移行することで、これまで使用していたチョークやペン等の消耗品を削減できるようになります。
さらに、これまで黒板を使用していた場合、電子黒板に切り替えることでチョークの粉が飛び散ることが無くなるため、室内を衛生的に保てるようになります。
他にも学校での授業時に電子黒板に資料を表示し、生徒一人ひとりが持つタブレットに資料のデータを送ることで資料をプリントする必要がなくなり、ペーパーレス化の推進にも貢献することができます。
5.拡大して表示できる
電子黒板は、書き込みした文字や画面上のデータを拡大表示することができます。
拡大表示することで図やグラフといった細かなデータも見やすく表示でき、離れた席にいる人への配慮が行き届きます。
6.画面を保存できる
電子黒板には画面上に書き込んだ内容を保存できる機能が搭載されています。
従来の黒板やホワイトボードでは書き込んだ内容を残したい場合、紙などに書き写すか、カメラで撮影する必要がありましたが、画面をそのまま保存できるため、従来のような手間を省くことができます。
電子黒板のデメリット
電子黒板を導入する前に知っておきたいのが電子黒板のデメリットです。
では、一体どのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
1.導入コストがかかる
電子黒板の導入時にはそれなりのコストがかかり、あらかじめ予算を組んでおく必要があります。
電子黒板の機種によってはリースもありますが、長期的に使用する場合、購入したほうがお得になる場合があるため、慎重に決断しましょう。
2.ネットワーク環境の整備が必要
電子黒板でWeb会議やインターネットサイトの閲覧をしたい場合、インターネットに接続する必要があるため、ネットワーク環境が十分に整備されていないと快適に使用することができません。
新たに電子黒板を導入し、さらにネットワーク環境を整備するとなると、より多くのコストがかかることになるため、予め承知しておきましょう。
3.トラブル時の対処
電子黒板は、パソコンやスマートフォンを使用したことがある方なら、比較的スムーズに操作に慣れることができます。
しかし、エラーや故障等のトラブルが起きた際には、専門的な知識が必要になるため、問題の解決に時間がかかることがあります。
例えば、教育現場で電子黒板を使って授業を行っている最中にトラブルが起きた場合、授業の進行が止まってしまうため、トラブル時の対処法を考えておく必要があります。
電子黒板を教育現場に導入する際には、教員を対象に電子黒板の基本的な使い方を覚えるための講習会を開催する学校も多くあり、電子黒板を扱う方はある程度の知識を身に着けておき、些細なトラブルが起きた際には即座に対応できるようにしておきましょう。
これから導入を検討している企業や教育機関におすすめの電子黒板
電子黒板のメリットとデメリットをご紹介してきましたが、便利な活用方法を知ることで、前向きに導入を検討したくなったのではないでしょうか。
これから電子黒板を導入したいと考えている企業や教育現場におすすめしたいのが、「ANSHI TOUCH(アンシータッチ)」という製品です。
「ANSHI TOUCH」は、様々な機能を搭載した電子黒板で、高いコストパフォーマンスを実現し、企業や教育機関などで異なるフローに合わせたカスタマイズ性があり、様々な用途で活用することができます。
電子黒板は、機種によって搭載されている機能が異なることから、使用したい機能が搭載されているか、予めチェックしておく必要があります。
「ANSHI TOUCH」は、WindowsとAndroid2つのOSを標準搭載しているので、両OSに対応したアプリを使用することが可能で、他にもデバイス連携機能や双方間操作、ミラーリング機能など、基本的な機能が搭載されているのであらゆる業務や学びの効率化を図っていくことができます。
教育現場での活用事例やよくある質問などは「新時代の学習プログラムはANSHIの電子黒板 – デジタルホワイトボードANSHI TOUCH」をご覧ください
2つのアプリをインストール済み!
「ANSHI TOUCH」には、「Note」「ANSHI Share」という2つのアプリがプリインストールされています。
「Note」というアプリでは、専用のペンを使ってペンの種類や色、太さを切り替えながら
画面に文字やイラストを書き込むことができる「ホワイトボード機能」を搭載しており、書き込みした文字はテキストに変換して保存することも可能です。
さらに「Note」には、Windowsのデスクトップを表示できる「デスクトップモード」に切り替えることも可能で、「デスクトップモード」では、パソコンを扱うようにWordやExcelが使用できるだけでなく、CADソフトやWebページを扱うことも可能です。
「ANSHI Share」は、「ANSHI TOUCH」オリジナルのワイヤレス画面共有ソフトで、パソコンやタブレット、スマートフォン等の画面を簡単な操作で「ANSHI TOUCH」にワイヤレスで表示させることが可能です。
連携できるデバイスの数は無制限のため、複数の端末を一度に表示したい場合や成果物の比較をしたいときなどに大変便利なソフトとなっています。
ANSHI TOUCHのオリジナルアプリについて詳しくはこちらをご覧ください。
ディスプレイにも多くのこだわりが!
「ANSHI TOUCH」は、65、75、86インチの3つのサイズ展開があり、設置するスペースに合わせて選ぶことができます。
ディスプレイにも多くのこだわりがあり、パネルにはフルHD液晶の4倍の高解像度である4Kを採用しており、従来のフルHDディスプレイでは鮮明に表示できなかった図面や小さい文字もはっきりと表示することが可能です。
さらに、パネルには太陽光や蛍光灯などの光源が多い環境でも綺麗に画面を見ることができる「アンチグレアパネル」を採用しているので、仮に画面に光が当たる室内でも問題なく利用できます。
このように「ANSHI TOUCH」は、機能性だけでなく、性能面においても優れており、あらゆるビジネスフローに適応し、労働生産性の向上に貢献します。
もし、電子黒板の導入を検討中なら、ぜひ「ANSHI TOUCH」を選んでみてはいかがでしょうか?
製品スペックの詳細はこちらをご覧ください。
まとめ
今回は、電子黒板のメリットとデメリットをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
電子黒板は、文字を書き込める基本的な機能に加えて、画面の内容を保存できたり、デバイスを連携したりと、ビジネスシーンや教育現場で役立つ便利な機能を利用することができ、あらゆる業務がデジタル化していくこの時代に、今後、電子黒板は不可欠なツールになっていくことでしょう。
まだ電子黒板を導入していない企業、教育現場の方も、ぜひ、この機会に導入を検討してみてください。